生理痛は鍼灸治療で緩和できるのか
- 綾子 角田
- 2月28日
- 読了時間: 4分
Iluminar鍼灸マッサージ治療院のかくたです。
今回は悩む女性は多い生理痛についてのお話です。
生理の痛みは人それぞれなので、生理痛といっても同じではありませんね。
症状が出る場所もそれぞれ違います。
まずは、しっかりと病院で子宮や卵巣の働きを見てもらったり、ホルモンがどういうバランスになっているのかを調べてもらうことが大事です。
どんなに優れている施術者でもエコーなどでしか分からない病態は発見できません。

何かの疾患が分かれば鍼灸治療にとっても刺鍼のポイントが探しやすくなることもあります。
またその症状の度合いがどれくらいなのか、東洋医学的な腹診の見方をしておおよその症状の深さの目安がつきます。
婦人科の先生は漢方を利用されている方が多い印象で、そこに鍼灸も介入できるとさらに治療効果が現れやすくなるかと思われます。
私の施術している感じでは、恥骨周辺で明らかに臓器がないところで圧痛が強かったりズキズキしている人が結構多いですが、病院で話しても特に治療がないのです。
婦人科系の症状で特徴的な圧痛ポイントがありその硬さがあるところをしっかりととることとお尻の仙骨周辺の硬さを取って骨盤腔内への循環がスムーズになるようにすることも大事です。
ホルモンバランスの変化によって生理の時に辛い症状が多い人は、頭痛や腹痛があると痛み止めを飲むことがあるかと思います。
痛み止めはなくてはならないが、あんまり効いていない感じがするとかなるべく飲む量を減らしたいといった方は、鍼灸治療でホルモンのバランスを整えていくことも一つだと思います。
また生理の時にイライラが止まらないことってありますね。
PMSは多くの女性が経験している事かと思います。
私もよく気が立っている時があり、分かっているのに感情が伴わない時があります。
だるくて力が入らずに、やる気が出ないこともあり1日中全てを放棄して寝ていたこともあります。
イライラやだるさといった症状は脈診をすると大体分かります。
そういった状態も鍼灸治療で穏やかにすることができます。

私は20代でかなり生理不順だったが子供が欲しいと思った時に困らないように良い状態にしておきたいと思っていたので、鍼灸治療のときには施術内容の中にいれてもらっていました。
そのおかげで生理が原因の腹痛はかなり抑えられていました。
婦人科系疾患では
冷え
ストレス
血流の停滞
これを重点に見ていく必要があります。
冷えは女性では多いですが、筋肉の量が少ないことがあります。
ただその筋量が少ないから冷えるのではなく、体を巡っている熱が少なくて冷えるといった状態です。
ストレスはイライラする、ということだけではなく我慢したり、環境などから与えられるものもあり自分ではコントロールできないことも含まれます。
現代社会はストレスが無いというほうが難しいことだと思います。
またデスクワークなどでずっと座っている
運動はあまりしない、苦手
というかたは血流の停滞についても考えないといけません。
肩や背中だけでなく足も腕も指が入らないほど硬い方は血流の停滞があるかもしれませんね。
そして、鍼灸治療では生理中であっても施術は受けられます!
骨盤の前と後ろを触るので、可能であれば昼型のナプキン(長すぎないもの)を着用いただいたり
タンポンやシンクロフィットなどの吸収体を使いながら受けていただくといいと思います。
当院では施術後に交換いただけるよう、生理用品(昼型多い日用)もご用意してあります。
生理周期による体の不調は、他の人に話しにくいこともあり
体調不良と言って周囲に気付かれないようにすることもあるかもしれません。
もし辛くてお悩みがあればぜひ一度ご相談ください。
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