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肩こりは「熱」のサイン?陰虚と熱の偏りを経絡治療から考える

2025年5月8日
読了時間: 3分

更新日:9月26日

「肩こりがずっと取れない」

そう感じている方は少なくありません。

マッサージしても、一時的には軽くなっても、またすぐ戻ってしまう…


実はそのコリ、ただの筋肉疲労ではなく、体の“中の熱”が原因になっている場合があるんです。


今日は、経絡治療の視点から「陰虚」と「熱」が肩こりにどう関わっているかをお話します。


陰虚(いんきょ)って何?


“陰”とは、体の中の「潤い」「冷やす力」「静かに保つ力」。

それが足りなくなる状態を「陰虚」と言います。


陰が足りないと、本来冷ましておくべき部分に“熱”が生じてしまいます。

これを「虚熱(きょねつ)」と呼びます。


この熱が、頭や胸、肩のあたりにとどまりやすいと、

・のぼせ

・イライラ

・寝つきが悪い

・肩や首の緊張

といった状態が出てくることがあります。



コリは“熱がとどまっているサイン”


「肩こり」という言葉は筋肉の話に聞こえるかもしれませんが、

経絡治療では、その部位に“熱が停滞している”状態として捉えることがあります。


こうしたときは、単なる筋肉の疲れではなく、

陰が足りないことで発生した熱が、うまく抜けずに停滞している可能性があります。

熱は上昇性の性質を持っているので、熱が肩で止まれば肩こり、首で止まれば首こり、頭で止まれば頭痛などのように止まった場所で症状が起こると考えています。


うつ伏せの女性の肩に鍼をしている様子。



施術は「熱を散らす」「陰を補う」ように


経絡治療では、コリのある場所に無理に刺激を加えるのではなく、

・熱がこもっている場所の“抜ける場所”を探す

・体全体の冷えと熱のバランスが平坦になるように施術を行う

このようなことを考えながら、コリがやわらいでいくように整えていきます。

例えば、首から肩甲骨周囲の熱感や皮膚の張り、硬結の位置、脈の出方などを確認します。そして同じ「肩こり」でも、触れたときに熱が強い場合、冷えて硬くなっている場合、疲労が強く力が抜けている場合では、施術の組み立ては変わります。

実際、肩に直接触れていなくても、

脈やお腹、脚のツボを調整することで、

「さっきより肩が軽い」と感じていただけることがあります。



まとめ


ずっと取れないコリや緊張は、体の“熱”のサインかもしれません。

特に、冷ます力が足りなくなったり、休めない状態が続いたりすると、体は知らず知らず熱を生んでしまうことがあります。


その熱が“止まっている場所”に、コリや痛みとして出てきます。


経絡治療では、こうした偏りを静かに整え、体の中の熱や潤いのバランスを取り戻していくお手伝いをしています。

「ただほぐす」では届かない、体の内側からのケア。

肩こりに悩んでいる方には、ぜひ知ってほしい考え方です。


この記事を書いた治療院

Iluminar鍼灸マッサージ治療院は、吉祥寺駅からバスで約5分、成蹊大学近くにあります。Iluminar鍼灸マッサージ治療院

〒 180-0001東京都武蔵野市吉祥寺北町3-4-3 メゾン・ド・アルザス 102



治療院入り口にあるイルミナル鍼灸マッサージ治療院の看板。ピンク色の羽根のようなロゴマークの下に治療院の名前が書いてある。

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