鍼灸治療の料金で迷っている方へ|一回の施術で行っていること
- 3月17日
- 読了時間: 4分
更新日:7月19日
Iluminarの鍼灸治療は、初回9,900円、2回目以降16,500円です。迷う金額だと思います。 今回は、Iluminarの一回の施術で何をしているのか、実際の流れに沿って施術内容を書いておこうと思いました。
施術を迷っている方へ
当院の鍼灸治療の施術料金を見た時に、「施術料金が高いな」と感じた方もいるかもしれません。
確かに、一般的な鍼灸治療に比べると、当院の一回の施術料金は一般的な相場よりも高いです。
施術料金だけで見ると、鍼灸治療の違いはよく分からないし、安いところでいい、とお考えになると思います。
特に、どのような施術なのか分からなければ、なおさら判断しにくく、施術が長期にわたると継続できないな、と思うのはよく分かります。
痛む場所だけでなく、体全体を見ています
当院では当初、時間を表記して施術をご案内していました。 鍼灸治療では時間ごとに施術コースを設けている治療院も多く、私もそれに合わせて時間を表記していました。
しかし、実際の施術では、問診で現在の症状以外にも、これまでの病歴や不調を含めて施術方針を組み立てているので、問診に時間をとっています。
それに加えて、施術前に症状の出ている部分を触診し、全身の体のつながりを見ているため、施術までにも一般的な鍼灸院より時間がかかることがあります。
施術は、脈診や腹診、主訴の部位の触診、その手に触れた感覚(硬結や陥下など)を指標として、鍼や灸を使用していきます。

施術の流れは、
① 仰向けで、本治法(全身に作用させる経穴を使用)・標治法(症状に対応した部位への刺鍼、施灸)
② うつ伏せで、標治法
という組み立てをしています。
それぞれ、一度鍼を刺したら、5〜15分程度、置鍼といって鍼を刺したままにしています。
一通り施術を行ったあとにも、再び脈診をして、施術が足りているか、足りていないか、そして刺激がやりすぎになっていないかを確認します。
その際に必要があれば、鍼やお灸を追加します。
「この状態なら今日は終了で経過観察」という状態になるようにしています。
先ほどの①、②は基本的な施術の流れであり、その中で、
症状が複数ある
お腹へ塩灸をする
感覚過敏があるため、慎重に鍼を操作する
硬結を取るために、広い範囲へ施術をする
施灸の量を増やす
てい鍼による細かな施術を行う
などといったことがあると、施術時間は変化していきます。当日の体調によっても、調整が必要なことがあります。
一回の施術の中で見ていること
例えば首肩凝りといっても、全員に同じ処置、同じツボを使うというわけではなく、
後頭部から首へ続く細い硬結(凝りの芯)
首の奥にある硬結
肩の上に触れる硬結
肩甲骨や肩甲骨内側の硬さ
腕の付け根や、胸の前から横にかけての硬さ
など、症状のある場所以外も見ています。
そして、胃腸の状態、婦人科系の影響、姿勢の問題、自律神経の乱れ、精神的な問題など、一人ひとりによって症状の裏にある要因を見て施術をしています。
こういった、症状が出ている場所以外の未病に対して施術をすることが、長期的に症状を慢性化させないために必要なことだと考えています。
短時間で痛む場所だけを施術してほしい方とは、少し考え方が異なるかもしれません。
一方で、症状が長く続いている方や、複数の不調が重なっている方には、状態を慎重に確認する時間が必要だと考えています。
そして、なるべく一回の施術の中で、体のさまざまな症状へ対応できるように施術を行っています。
体に対する刺激が多すぎると、施術後、もしくは翌日以降、体がだるくなって動けなくなったり、頭痛が起きたり、施術した部分がより悪化したように感じたりすることがあります。
そういった状態にならないように、問診や脈診、施術後の脈診、フォローまで観察を重ねています。
翌日以降に症状が落ち着き、体や心がほっと軽くなっていくような鍼灸治療を目指して、刺鍼や施灸の量を調整しています。

ここまでが、Iluminarで行っている一回の鍼灸治療の基本的な流れです。
症状や当日の体調によって、使う鍼の種類や本数、お灸の量、施術する範囲は変わります。そのため、施術料金だけを見ても、実際に何をしているのかは分かりにくいと思います。
この記事が、当院の施術内容を知り、ご自身が受けたい施術と合っているかを考える材料になればと思います。


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