鍼灸の施術中に、そう聞かれることがあります。 実際、経絡治療では“お腹の状態”をとても大切にしています。 肩こりや頭痛、胃腸症状など、一見お腹とは関係なさそうな症状でも、腹部に強い緊張や反応が現れていることは少なくありません。 なぜお腹を見るのか。 腹診では何を確認し、どのように施術へ繋げているのか。 今回は、経絡治療で大切にしている「腹診」についてお話ししていきます。 ## 腹診とは何か 腹診とは、お腹を触りながら、 - 緊張 - 呼吸の状態 - 冷えや熱感 - 硬結 - 陥下(へこみ) - 拍動 などを確認し、体の状態を把握していく方法です。 「押して痛いかどうかを見る」 というよりは、 “内臓系や全身の反応を、お腹の表面を通して触っている” という感覚に近いかもしれません。 お腹には、今の体の状態がとても素直に現れることがあります。