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小児鍼とは?その効果とは?

小児鍼(しょうにしん)ってなあに?


当院ではお子さんのための鍼をやっています。

古くからあり、小児ばりや小児鍼と呼んでいます。

小児鍼と言っても大人のように鍼を刺すわけではなく

“鍉鍼(ていしん)”という金属の丸い棒を使って、皮膚の上を優しく撫でていきます。

これだけで、子どもの「気」の流れを整えることができるんです。




小児鍼はこんな効果があります

  • 疳の虫、イライラしやすい、キーキーと泣く

  • 夜尿症

  • 便秘

  • ミルクの吐き戻し

  • アトピー性皮膚炎

  • 喘息

など



乳児の体調不良、疳の虫、発熱、発疹、吐き戻し、鼻水
乳児期は様々な病気にかかったり、症状が出たりして大変ですね。

大体、小学校卒業までが小児鍼の目安、と言われています(流派によって差があり)

私はだいたいそれくらいになると経絡と経穴が完成してくる頃と教わりました。



私自身の子どもにも、小児鍼をしてきました。


やっぱり、子どもが乳児のときに体調を崩すと、心が辛い気持ちになり、この子のために何とかしてあげたいと思いました。

他にも、風邪をひいた、頭痛がする、発熱から咳喘息に移行してしまった、疳の虫(かんのむし)が強くて興奮している、など色々と経験してきました。



そんなときにはてい鍼を取り出して、ささっと撫でてあげます。

そうすると本人はおとなしくなったり、お話ができるようになると「少しいいよ」と言ったりしていました。

小児鍼をやれば効果てきめん!!というわけではありません。


小学生になったので、改めて「小児鍼はどう感じるの?」と聞くと


「くすぐったいんだけど、体に波がふわふわってする感じで気持ちがいい」


と感じているようです。

私が子どもの頃に受けてみたかったなぁと思います。


少し調子が悪かったり、心がスッキリしない時には「ママ、鍉鍼やって!」と要求してくるようになりました。

鍉鍼を見つけると自分でやっている姿もたまに見かけます。

とても微笑ましいです。


…本音を言えば、なるべく風邪は引かないでくれ…!(仕事に影響でるから!)



今は新学期が始まって、様々な変化があって体や心に負担がかかる時期ですね。

そんなときにでも、さっと暖かい手を添えてあげられるのが小児鍼です。




幼稚園児、保育園児、小学生が体調不良
子どもの体調不良はうまく表現できていない場合もあるのでよく観察することも必要です

小児鍼のいいところ


子どもの体は、まだ未熟でとてもデリケート。

でもその分、気の流れも早いので、ちょっとした刺激で十分に変化が起こります。

だから、小児鍼は短時間でササっとやってあげればいいので10〜15分で終わります。

たくさんやる必要はありません。

寝る前のほんの5分、10分。


症状が落ち着いている時はやらなくても大丈夫!

ちょっと出てきた時に集中的にやっていきます。


子どもにとって「お守り」のような感覚で、心を体をふんわり整えてくれる小児鍼。

一度受けるとその気持ちよさに安心してくれる子が多いです。


やる場所さえ覚えてしまえば、ほとんど同じやり方で大丈夫です。

ただ、症状によってやり方が違うので一概にこうです!というわけではありません。




親側からしても、子どもが辛い時、苦しい時、また疳の虫などで悩みがあるときなど、少しの時間で何かできるとしたら…


親の手で安心と温もりをそっと届けてあげることができます。

また、言葉が届かなくとも、手から伝わる優しさや安心感は子どもの心にきっと響いていくのではないでしょうか。



当院でも小児鍼のメニューを作りました!


一度やり方を見れば、こんな感じでやればいいのかと分かります。

乳児の方は保護者の方が抱っこしてやります。

施術のときは、スプーンをお持ちになってください。

一緒にやってみましょう!









 
 
 

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