「“気”って何?」東洋医学が考える、見えないけど大切な力
- 綾子 角田
- 5月5日
- 読了時間: 2分
「東洋医学では“気(き)”が大事なんです」
…って言われても、「気って何?」って思いますよね。
オカルトっぽい言葉に聞こえたり、フワッとしてつかみどころがない印象を持たれることもあります。
でも、“気”はスピリチュアルではなく、東洋医学にとってはすごくリアルなもの。
今回は、“気”ってなんなのか?それが体にどう関わっているのか?
難しい言葉を使わず、なるべく現代語でお伝えしてみます。
◆ 気は「エネルギー」であり「情報」でもある
“気”は、ひとことで言えば「生きて動いているためのはたらき」です。
・元気
・やる気
・気分がいい/悪い
・気が抜ける/気を張る
普段の言葉にもよく出てくる通り、私たちは無意識に“気”を感じながら生活しています。
東洋医学では、気は「全身をめぐって、体と心を動かしている力」だと考えます。
酸素として置き換えて考えて見るとわかりやすいかもしれません。

◆ 経絡治療は“気の流れ”に直接アプローチする
経絡(けいらく)は、気の通り道。
経絡治療では、この“流れ”を感じ取りながら、
・足りていないところに気を集める
・滞っているところの流れを助ける
といった調整を行っていきます。
その人に必要なツボを選んで、やさしい刺激で気を動かして整えていきます。
この「気」の取り扱いが西洋医学では説明がつきにくく、また様々な解釈をしてしまいエセ医学にも利用されています。
【まとめ】
“気”は目に見えません。
でも、あなたの「元気」「イライラ」「疲れ」…すべてに関わっている、大切な流れです。
経絡治療では、この“気”の流れをていねいに感じとり、整えていきます。
症状があるところだけに注目するのではなく、「今の体の状態」に手をすませる。
見えないけど、確かにある力。
それが“気”であり、私が大切にしている治療の軸です。
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